東アジアの軍拡 2011 9 11

 首相も、防衛大臣も、
「中東と違って、日本は、平和で安心だ」と思っているでしょう。
だから、防衛大臣に素人を任命したのでしょう。
 しかし、国防大臣に素人が就任して、
それで平気でいられるのは、
平和ボケしている日本ならでは珍事でしょう。
軍事的な緊張が高い地域で、
素人が国防大臣になったら、国家の死を招くでしょう。
 はたして、東アジアは、平和で安心か。
日本以外の国は、「東アジアで軍事拡張が起きている」という認識でしょう。
 それとも、そういう認識は、一応あるが、
日本は、アメリカが守ってくれるから安心なのか。
いつまでも、そんな居心地のよい環境は続かないと思ってください。
 アメリカから見れば、
「日本に核武装させ、日本を自立させる」という選択肢があるでしょう。
その方が、「アメリカのコスト」は削減されるからです。
やがて、「世界の警察官アメリカ」という言葉は死語になるでしょう。
 そもそも、自分の国を自分で守るという発想がない国は、
歴史的に、存続できないのです。
 多くの日本人どころか政治家まで財政再建に夢中ですが、
「見事に財政再建できました。
しかし、気がつけば、この国際情勢では、
中国の属国として生きるしかない」という状況もあるでしょう。
 それに対して、こう言う人がいるかもしれません。
「中国は、やがてバブル崩壊するから怖くない」と。
 しかし、経済が破綻するからこそ、
中国は、先軍政治をやらざるを得ないでしょう。
北朝鮮のように。

文民統制 2011 9 4
 9月3日の時事通信社のニュースによると、
日本の安全保障に関して、以下のようなニュースが流れていました。
(以下、引用)
 一川保夫防衛相が、
「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と
発言していたことがわかり、野党の自民党から3日、批判が相次いだ。
(以下、引用)
 このようなニュースは、もう世界中に流れ、
アメリカ政府も、中国政府も、ロシア政府も、韓国政府も仰天したことでしょう。
 文民統制に関して、このような解釈をするのは、
世界でたった一人しかいないと思います。
それが日本の防衛大臣とは、外国政府も驚いたことでしょう。
 沖縄の普天間基地問題の迷走が原因で、
強固だったはずの日米同盟に亀裂が入っている現状では、
日本に利害関係のある国は、
このようなニュースを知れば、なおさら、
日本を試したくなると思います。
そこには、「脅し」もあれば「すかし」もあるでしょう。
今後、外交的な「試し」か、軍事的な「試し」が来ると思います。
日本の安全保障は危機的状態と言えます。

























































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